代表野口_黒バック 「今週の一言(いちげん)」第135話37階 で迷子になった話

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今から2ヶ月ほど前、六本木ヒルズでの話です。

 

六本木ヒルズ高層オフィスで行われるソフトウェアの研修会に出かけました。

暑い夏休み真っ盛りの六本木ヒルズ。

エスカレーターを上ると目の前には空色のドラえもんの大群。

隣のブースでは、赤黄ピング青緑黒、と色違いのコカコーラを販売するお店。

大きなゴムボールの中で赤黄ピング青…色とりどりの風船と遊ぶ子供達。

夏の日差しの下明るく走り回る子供達に目を奪われます。

 

さて、私の今日の目的地は37F

六本木ヒルズは4・5回目の訪問。

今まで美術館に来た事はありますが、聳え立つ森タワーには入った事がありません。

一度入ってみたい、高所から東京を眺めてみたい、秘密基地潜入でワクワクです。

 舞い上がってない?

さて、入り口。

一階の大きなホール。

壁際にはたくさんのビジネスマン。

皆、時計を見ながら研修会の受付ブースを眺めています。

しかし、10分経っても20分経っても私の申し込んだ研修会名は表示されません。私はどこに行ったらいいのか。

汗をかきかき、長い行列の案内ブースへ。

なんと、そこでオフィフ棟入館チケットをゲット。

37Fヘのエレベーターは、2階の改札を通り、やっと乗車?

さてして37Fに降り立ったもののどっちへ行けばいいのか、私の手には汗まみれのGoogleMap。たのみのGPSは画像の真ん中に赤く光り動きません。

 

下調べをしてなかった…。

頼りにしたのは、GPS

確かに私をビルの入り口に連れて行ってくれました。

でも、これだけでは、目的地にたどり着けません。

 

これって、GPSが悪いんじゃなくて、私の“詰めが甘い”。

GPSの案内が、ビルの中心で止まることは、何度も経験して分かっていました。

けれど、とにかく行けば何とかなる、と軽く考えていました。

 

もし、これがお客様を御連れしての、ソフト導入研修だったら?

もし、これが部下を参加させる研修だったら?

もし、これがご紹介された役員を訪ねる訪問だったら?

大切な資源は、時間。

無駄に30分汗をかいて走り回って、会場についた時には、しばし聞く力無し。

何のために研修に行ったのか?

社長の私が、事務員の私を叱っています。

お○○!お前の時給はいくらだ!

 

ピーター・ドラッガーは、時間が最も大切な資源だと述べてます。

「経営者の条件」より

“成果をあげる者は、仕事からスタートしない。時間からスタートする。”

 

時間は誰にでも同じだけ与えられた資源。

有効に使えているか、無駄してないか?

ドラッカーは、秘書に自分の時間をカウントさせてジャッジしたそうです。

 

PS.

あれから2ヶ月、弊社クラウドソフトの導入が完了。

クラウドソフトを使ってみて、”タイムロス”が無いと感じます。

現場のデータをすぐさま共有できる。これは忙しい経営者の安心できる技術になる。実験を繰り返して今そう感じています。小さい会社ほどクラウド化です。


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