「今週の一言(いちげん)」第327話良くても売れない、なぜだ?
Fromノグチ
コロナ禍ではありますが、先週、弊社事務所で経営者と販売業者の打ち合わせを行いました。
消毒✙マスク✙広い空間あり、飲食なし。来春に向けての商談です。
お見えになったのは、先々代からの経営者のご家族
自社の製品には、並々ならぬ自負がおありです。
当然、その品質自慢から話が始まります。
相対する販売業者のお二方。
「あ~、そうですか。いい品ですものね。」
柔らかなご挨拶から商談が始まりました。
強味を知る唯一の方法
さて、販売の話になると、、、
「A商品は、安定していますね。さて、B商品こちらの売上個数ですが、昨年は?」
「こっちは販売個数が少し落ちていて、、、」と息子さん。
途端に、先代が「いや、ウチはいい品物なんだ!品質が違うんだ!」
話が、売上個数という具体的な話になったとたん
先代さんが、まるで自分が認められていないかのように声を荒げました。
「若い人向けの製品だっていうんですよ、父は。でも、僕は僕ら世代の欲しい製品じゃないと思う。」
売上が落ちているのは、知っている。
けれど商品ごとの具体的な販売数も、客数もわからない。
とにかく、オレは、一生懸命いいものを作っている。
強みを伸ばす
良くなる方法は、「数える」です。
よくなる具体的なお客様の数を数えること。
数えないから、売上が減るんです。
俺はいいものを作った、だから買えって、そんなの買わないよ!
それはお客様の本音です。
お客様の本音に迫るには購入客数を数えるのが一番!
実際に買ってくださった人を数えてください。
一日でもいいから実際に数える。
実際に数えるから、お客様が男性なのか女性なのか、はたまた子供なのかわかるのです。
強みに集中
実際に買ってくださるお客様を知らずに
いくらあなたがいいものだ!と提供しても、
今は売れない。
そう、数が教えてくれるのです。
―ノグチ
P.S.
ピータードラッカーの言葉に
「何事かを成し遂げるのは、強みによってである。」
強味って、経営者にとっては、お客様です。顧客です。あなたの製品商品を買ってくれたお客様を知って、さらに買っていただける商品を提案する。お客様の欲しいな~買いたいな~、を知るには、顧客リストが一番目です。そしてお客様に聞くことです。
お問い合わせは→ https://www.n-keiei.co.jp/inquiry