「今週の一言（いちげん）」第191話義理チョコに慌てるノグチ
From ノグチ
高田馬場事務所にて、、
チョコレートの日ですヨ、皆さん。
前職は、女性の多い職場でした。
女性が多かったから、なのか
バレンタインデーは、何かと事件の起きる日です。
事件は、給湯室から始まります。
口火を切ったのは、ちょっと年上お姉さま社員。
給湯室には、仕切り屋さん（別名お局さま）が、鎮座してます。
「皆さんで、というのはないよね。」
「やっぱり、一人ひとりでしょう。」
「でも、それじゃ部長の分はどうするの？
みんなと同じに、ってわけにはいかないよね。」
「去年は失敗したじゃん、
値段がおんなじで、エーカー違いにしたじゃない。
そしたら、誰それのはおいしいけど、こっちのチョコは苦かったとか。。。」
「そこまで男性は言う？」
「男の人って、結構本音だよね」
「でも、金額はみんなでそろえたいよね。」
「わかりました。
それでは、部長は〇円で、ほかのみんなは一人当たり1000円にし
それを私たち全員割り勘でいいよね。」
義理は、面倒くさい。
ありがたや！彼女に任せれば、我々は楽ができる。
だって、イイ頃合いを選ぶのは難しい。
義理チョコ…、義理と人情は難しい。
お世話になっています。は本当の気持ちだけれど
それをチョコの金額に現すのは難しい。
たいそうな金額にすると、自分の財布がもたない。
かといってあまりに貧弱だと、、、もらった方は馬鹿にしていると思うのでは？
とうとう金額が吊り上がって部長にはネクタイを送ることになった。
さて当日、もちろん男性社員も女性社員も皆さん笑顔で
「ありがとう」
「どういたしまして」
義理にさおさせば、、、
だけれど、男性たちの内輪話は違ってる。
「頭数で割ったら、ホワイトデーにいくらかかるの？
「部長が俺も一緒に入れてくれって、割り勘てこと？」
喫煙ルームからは、シビアな本音が、、、
チョコの金額で義理を計ると、思わぬ展開に？？？
気持ちをどう現すか？
プレゼントは、ホント感謝の気持ちからだ。
あなたのことみんなが好きだよと感じてもらいたい。
だから、好いてくれている数だけチョコが集まった方がいいよね。
あなたへの好意をどう魅せるか？
義理チョコが、本命チョコに変わる時
翌日、仕切りやの彼女は、二木の菓子から大量のチョコ菓子を購入。
男性女性関係なし、職員全員の机の上に彼女の手で一掴分のこんもりチョコの山。
「私の気持ち！」
この義理チョコ！
私もハート打ち抜かれました。
考えたんだな～って。
私が男だったら、味より量だな。
そう思ったの。
…、相手の気持ちに寄り添ってみる。
もちろん、このプレゼントに、男性社員も女性社員もにっこり。
彼女の株が上った？
当然！ホワイトデーには、男性社員はもとより女性社員からも、プレゼント有り。
もちろん、アメ横のボリュームです。
今日一日、気持ちがホットになる日になりますように。
―ノグチ
PS.
私の好きなチョコレート、アーモンドチョコ、オランジェット。
メーカーは問いません。いただける日も問いません。
われぞと思う方は、どうぞノグチへご一報ください。