「今週の一言(いちげん)」第308話昨日、何が売れた?何個売れた?
Fromノグチ この一週間、ノグチが実家の売上データを会計ソフトに同期させようと奮闘した話です。
「イヤ~、内部の人間が言うのもなんですが、作りこみが甘いというか、おっしゃる情報にはなっていないんですようね~。申し訳ないのですが、、、」
電話口の会計ソフト会社のご担当者が、本当に申し訳なさそうに答えます、、、
(それって、同期して入ってきている「数字」を商品ごとに分離というか、部門ごとにデータを分けることも、できないのですか?)
導入したクラウドソフト
クラウド上の情報を「同期」という方法で集めてくる。
消費税増税のおかげで導入したiPadレジと会計をドッキングできる!
なんて時短なんだ!!
なんて省エネなんだ!!
喜び勇んで早速強硬に導入を進めるノグチ
すぐに「同期」毎日の売上データがすぐに会計に入るぞ!
実家のパパママの店は、どうしても数字が遅くなる。
忙しいからね。
でもこれなら、手間なく進むじゃない!(笑)
会計ソフトには、金額という数字だけ
「実はそうなんです。相手のソフトが吐き出した金額情報だけ受け止めているんですよね」
画面上には、
「10%課税売上 10万円、現金で入金されました。
8%(軽)課税売上324000円現金で入金されました。」
金額は、分かったよ。
(確かに。会計だからか~。)
会計ソフトだから、金額情報が正しければそれでいいんだよね。
でもね~、商売していればなにが欲しい指標かと言えば、
「昨日、何が売れた?何個売れた?」が欲しい数字。
売れた商品情報、数字が最も信用できる判断材料なんです。
経営者には、お金+情報=経理の数字
お金の金額だけでわかっても、それでは経理としちゃ~、ちょいと足りないんです。
会計と経理の違い、、、実はここなんです。
経理から見ると、金額に情報がついてこないと、経営管理ができないでしょ。
現場で大事な数字は、
どの商品が何個売れたか。
なぜ部門ごとかって言えば、なぜこの商品群が売れるのか?
お客様の買い物動向がわかるからです。
こういう傾向の商品が今売れていると、判断の裏が取れるからです。
さて、導入先の実家に
(会計ソフトに当初想定したように入らない、ごめんねと)電話すると
「レジ情報をもっと活用ってことですよね。入力方法を、見直しま~す!」
明るい返答が返ってきました。
「計測できるものは、制御できる」ってことです。
―ノグチ
P.S.
ビジネスで使える数字…高等数学みたいに、難しく考えないでください。
儲かっている先輩がいたら、「聞いてみる。」だけでいいんです。
お客様の購入時間や、回数、反応した言葉をデータにしてみませんか?
数字を使うのは、「無駄なく、確率高く、最短で、」目標を達成するためです。
セミナー・お問い合わせは、こちらへお問い合わせください。
https://www.n-keiei.co.jp/inquiry