「今週の一言(いちげん)」第323話失敗した70%の人がしたこと
Fromノグチ 2年前の日誌、4月13日を開くと、そこに失敗する人というメモがありました。
2019年4月13日、日誌のメモ欄に
「失敗する人」について4つの特徴をメモしていました。
・自分を客観視できない
・知識がない
・人に聞かない。
・失敗する人70% … たのまない
「失敗する人」のメモは、
多分に、私自身が失敗をしそうだったから、です。
当時、私は19日後の舞台を控えていました。
そう、舞台。。。
長刀をもって、かっこよく仕舞をする。
曲は、「船弁慶」
素人の浅はかさとは、こんなことをいうのでしょうが、仕舞を習い始めてまだ5年目だというのに、長刀を振りまわすかっこよさに心惹かれて先生に無理やり「やらせてください」とお願いしたのです。
失敗する、原因。
5月3日の国立能楽堂の本番まで19日しかありません。
なのに、長刀があっちを向いたりこっちを向いたり、、、
大きな長刀の刃先で自分の首を切りそうです。(泪&笑)
おおよそ、自分の客観視ができていないのです。
誰かが(誰と言えば、大先輩)長刀をもってきれいに舞っているビデオを見て、
この人がやっているなら私だって、、、
そもそも、長刀に関する知識さえない。
武具屋さんをネットで調べて、買いに行けば、そりゃ売ってはくれるけれど、
2メートル近い武具を、電車に持ち込むのが禁止だということさえ知らなんだ。
トホホ。。。
長刀を買ってしまって、先生の処へ持っていき、これで教えてほしいと頼んだら、
舞踊で使う長刀は、これこれしかじかの舞踊専門の小道具を扱っている道具屋へ行くのだと。
人に話を聞かないうちに、自分勝手に、前へ前へ…
たのまなくても、売れるハズ?
失敗した経営者の70%が、たのまない。
と言います。
失敗した経営者の70%が、お客様に具体的な行動をたのんでいないのです。
「いいものを作っていたら、お客様に役立つものを作っていたら、世間が認めてくれるはずだ」
あなたが、頑固一徹のいいものを作るオヤジさんだったとして、黙って家に座っていたら、お客さんが売ってほしいと行列をつくる、現金書留が舞い込む、なんてことはひっくり返ったってありゃしない。
たのまなきゃ。
たのみ方の作法。
パンフレットを作って、HP作って、申込用紙を準備して、
ここに名前と申込み数を書いてください。→ここにFaxして下さい。
ネットで申し込みをしてください、電話で、手紙で、SNSで、たのまなきゃ。
リアルにたのむことが、できにくいコロナ禍です。
それでもリアルにあなたがたのんでいる、と相手に伝わる方法はなんでしょうか?
やってみて、数を数えて、比較して、お客様に行動をたのみ続けるしかありません。
お客様に行動をたのみ続ける仕組みつくりが、経営者の仕事です。
―ノグチ
P.S.
「船弁慶」は、先生が大変苦労して、本当に手取り足取り教えて下さり、完了。
何とかお願いします、、、と頼み込んだおかげです。(他力本願(笑))
今年も5月22日23日と能の発表会があります。
小学生から、後期高齢者まで、幅広く出演者がいます。
いろいろな年代の人と一緒に“舞い遊ぶ“機会を持てることに感謝です。
お問い合わせは→ https://www.n-keiei.co.jp/inquiry