「今週の一言(いちげん)」第213話売上は、質問の次にやってくる。
From ノグチ
「ずいぶん、楽しそうに話しをしてくれるのね、
私が聞いても、別に、、、普通だよ。くらいの返事なのに。」
「だって、質問が「仕事はどう?」って、答えようのない質問だからだよ。」
ノグチの目の前には、母親とその息子
母親は、実家の事業の家族役員
息子は、上場企業勤務のサラリーマン。
ノグチがお伺いしたのは、母親の実家の事業相談。
話が終わり、さて、お茶でも、、と言う時間に
「こんにちは、お茶菓子買ってきました。」と子息が事務所にやってきました。
「ずいぶん、気が効くのね~」
「そりゃそうでしょ、今日はノグチ先生来るんだからと、
起きたとたんに言われりゃ、そりゃ分かるよ。」
さて、ご子息
GW10連休なのに、そのど真ん中の1日
幕張メッセでのイベント事業をこなし、その代休で今日はお休みとのこと。
きっかけは、名刺
ご子息と会うのは今日が初めてです。
早速、名刺交換です。
その名刺が!ちょっと面白い!
名刺は、その会社の商品と同じつくりになっていて、
あ~、あの会社とすぐ分かる。
そして、名刺入れに入れると、ちょっこり上にはみ出る。
(イイ名刺ですね~。
御社の名前は、よく知っています。
しかもこれ商品と同じ材質ですよね、お高い名刺だ!)
「ありがとうございます!!!
社名覚えて下さって、ありがとうございます!
我が社は、覚えてもらうには何がイイか
こればっかりなんです。」
会話は、質問で深くなる。
(イベントは何人で運営するの?何人集めったんですか?)
「ボク一人で、運営するんです。一日1200人でした。」
(すご~い!!)
(一番気をつけていることは?)
「場の作り方ですよね 盛り上がり感をどう出すか?」
(場って?どの地域の会場にするかってこと?)
「1つはアクセスもあるけれど、ちょっと手狭で盛り上がらせる…、と言うのもアリで」
(わ~、技ありだね~!!)
質問をすると、どんどん答えてくれる。
ドンドン話しが盛り上がっていきます。
あら~、私が聞いても、“なにも変わったことない“ばかりなのに…。
ひとつ質問してイイですか?
お店に来るお客様や、従業員との会話でもこんな事、ありませんか?
「何かお探しですか?」
「別に~、見てるだけ。」
「今日変わったことは、なかったか?」
「はい、別にありません。」
会話が弾まない理由の1つは、補足質問を用意していないからです。
「別に~、見てるだけ。」
「はい、別にありません。」
までは、想定内のお答えです。
今日初めての来店ですか?
お名前は?
来店された理由は?
昨日○○が売れていたようだけど、今日は、いくつか動いた?
今日の天気は雨だけど、雨の日ってどんな気分?
何をすれば、モット気分が上がると思う?
相手が、盛り上がって話し出すまで、5分!
質問は、何が嬉しい事、楽しいことなのか、聞くだけです。
あなたに、ひとつ質問してもイイですか?
あなたから、たくさん商品を買うお客様は、
あなたにいっぱいお話しする人ではありませんか。
―ノグチ
PS.
スゴイ!のは、彼の担当イベント、一日で動いた売上は○億円と。
オッと、これは企業秘密ですね。
一番気にしているのは何か?と聞きましたら、
お客様が何に興味を持っているか?代理店さんの要望は何か?を素直に聞くことだと答えてくれました。王道だ!!