「今週の一言(いちげん)」第96話儲かり続ける社長達がこぞって活用している利益を上げる“やり方”
「オレは、これだけは誰にもまけたくない!この商品ならなんとしてもお客さんに『ウチが一番だ』と言ってもらえるように絶対ガンバル。ウチの従業員だってハンパナイよ。一生懸命やるもの、だから、ウチに任せてくれるお客さんが、多いわけだよ」
「オレの運は“たまたま”時代が良かったから。」
と言いつつも、この自社商品の話になると、誰にもまけない、オレの会社が一番だ!と自社製品・サービスの自慢を始める社長さんが、いらっしゃいます。
儲かり続ける社長さんには、儲かる3つの特徴があります。
1.自社の製品・サービスは、○○で一番!
2.社員自慢をする。(自分や親族ではなく)
3.だけど、これはあそこに負けてると言うライバルを持っている。
“たまたま”時代が良かった、と言う言葉は、成功している社長さん達から、良く聞きます。
時代が良くないから、儲からない、と話す社長さんは、それこそ数十倍います。
儲かる・儲からないは、時代のセイではないようです。
ある時代の成長産業に関わって“たまたま”儲かった社長さんも多くいます。
起業時に、成長産業に関わると、成長は早まります。
市場が大きく成長していくと自社も成長スピードがあがります。
しかし成長産業であればあるほど、生き残るのは難しい。
例えば、HP制作は、パソコンからスマートフォンへ移行しています。
HP制作ブームが終われば、制作会社も…となることは、よく見聞きします。
成長産業にいなくても、自社製品サービスは○○で一番、という社長さんの会社は、儲かり続けます。
よく言われることですが、「好きこそものの上手なれ」は、商売でも同じです。
理由は明快。
自分の商品を、どうしても一番にしておきたいから、お客さんの声に耳を傾けます。
好きだから、負けたくないから、改善が止まりません。
売上はお客様の声、たくさん売れるから、○○で一番と証明されます。
改善を延々と続けられるのは、好きなことだからです。
小さい時から車のエンジン音が大好きで、と言ったのは、カルロス・ゴーン氏
車が好きで好きで、自動車メーカーのトップになっています。
儲かり続ける社長さんは、自分のこの商品・サービス一番大好き!良いところを、まず従業員に宣伝します。
近くにいて自分の話をいやがらずに聞いてくれるのは、家族より従業員です。
従業員が黙って社長の話を聞くのは、お金をくれるから?
儲かり続ける会社の従業員は、給与が高い、ワケではありません。
社長が、自分を認めてくれるからです。
「オレのトコロの従業員は凄いよ、いい仕事をするから。」
儲かり続ける社長さんは、お客さんに話します。
従業員は、お客様から「社長が、誉めていたよ」と「感謝の報酬」をもらいます。
誉められた従業員は、それに答えるようさらにいい仕事を率先して実践します。
その従業員が、リーダーであれば、いい仕事の仕方は、部下に伝播します。
その従業員が、部下であれば、いい仕事の仕方は、同僚・お客様に伝播します。
さて、タダ従業員を社長が誉める行為で会社が良くなるとお話ししているのではありません。
社長は、お金を儲けなければと心底望んでいるのです。
なぜ、お金が必要か?
それは、社長がライバル会社を大きく飛び越える工場を持ちたいからです。
そこで、もっともっと社長の一番を強くしたいからです。
社長の金を増やしたいだけではありません。
社長の会社には100人の従業員がいます、家族を含めると300人の生活を守って、地域のお客様に貢献するには、次のチャレンジが必要なのです。
今以上に、お金を儲けるためには、何が必要でしょうか?
それは、大きな目的です。
その目的にいたる、目標です。
人がやる気を起こすのは、心底実現を望む「夢」です。
従業員にこの目的・目標を伝えるとてもわかりやすい方法が有ります。
目的・目標は、わかりやすい言葉にする事はもっともなことですが、
もっとも簡単な方法は、1つ上のいい業績のライバル社を見せるのです。
ビジョンとは、従業員の頭に、「これが目標だ」とわかる画像を浸透させること。
目標が具体的に見えていること、大事です。
具体的な目標が定まると、従業員は動き出します。
一歩先のライバル、さらにもう一歩先のライバルも想定しておくのです。
この部分では、この会社のここがイイね。
でも、オペレーターの仕方では、あの会社はもっとイイ。
社長が従業員の想像を遙かに超えた、度肝を抜くような目標を持っている。
そしてその夢を目標に会社を引っ張っている。
従業員達は、社長を羨望のまなざしで見始めます。
ヨーシ、(社長のために、)みんな一丸でガンバルゾー。
これって、暗黙のウチに途中の苦労をみんなでやろうねと言う合意を醸し出します。
みんなでガンバルという「体験の報酬」を社長が従業員にプレゼントしたのです。
「オレがいなくても…」を成立させるのは、この大きな目的目標があってのことなのです。
「オレが一人で…」工場を新設しようとすれば、何十億の借金と連帯保証責任が社長の身体についてきます。
仲間をもつ、もちろん業界の仲間も社長仲間も大事ですが、社長冥利につきるのは、社員が同士になっていること、同じ目的目標を共有する事ではないでしょうか。
じゃ、従業員達は、社長と同じ責任と同額の報酬を要求するようになるのでは?
イイエ、社長は会社全体の大きな目的と目標をとりまとめる代表取締役ですから、大きな責任と大きな報酬を得るのです。
従業員は、それぞれの役割に設定した短期的目標とその成果に見合った「お金の報酬」受けとるのです。
社員の目標は、年商10億!という達成が難しい目標ではなくて、「今日の来店者数100人にする」であったり、「購入客数を85人にする」といった具体的で、達成出来そうな目標です。
ちょっとガンバルと出来ることを、従業員の目標として誉める回数を増やします。
ず~っと儲かり続けている社長さん達は、コンスタントに、従業員の活動を、レベルアップさせています。
小さな数字目標を自分で設定させて、実現したら誉める活動こそが、大きな目的を達成する方法です。
社長さんが「お金持ちになりたい」と思ってらっしゃるのなら、
1.自社製品で一番利益を出している一番商品をハッキリさせて
2.一番利益を出している優良顧客への販売活動をレベルアップさせて
3.大きな目的目標を従業員に伝えて下さい。
従業員達が羨望の眼差しであなたの夢を聞いている。
あなたの夢は、大きな目的が後ろ盾です。
その時、社長さんあなたは、儲かり続ける一番社長です。
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