「今週の一言(いちげん)」第351話値上がりの理由
From ノグチ
一週間ほど前のことです。山手線の電車の中。私の前に立った女性と工事業者っぽい男性の会話です。
「次の恵比寿で降りますよ。」
「ええ。でも、う~ん高くなっているんですね。」
「そうなんです。コロナで逆に高くなっているんです。代々木から大崎くらいまで」
え~、何の話?
コロナで高くなっている?
この不景気に、高くなっているモノなんて!
思わず読んでいた新聞から顔を上げて、声の主に目を向けてしまいました。
いえ、ガン見はしませんよ。
フッて、どこかなココ、みたいなふりして
会話の主を見つけました。
コロナ下でも値上がり
中年のそんなに高価なものを身に着けている感がないフツーの方です。
「なんで、高くなっているんですか?」
「やっぱり駅近の物件、商業地域の物件というのは希少ですよ。」
やっぱり、彼女も私と同じなぜ高くなっているのか不思議だと考えたのですね。
彼女と私の違いは、彼女はその高くなっている対象物をよく知っている事。
「コロナでウチのような飲食店は軒並みダメじゃないですか?」
「でもお客さん、駅近の物件欲しいと思いましたよね?おんなじなんですよ、皆さん。駅近くで、複合的に大きなビルを建設すれば、そこには住居もリモートオフィスも飲食店もみんな入りますから。」
なぜ?値上がり
不動産が、金融小口商品として取り扱われだしています。
そんなのって知らない。
いえ、知らないうちにあなたも投資信託として購入しているかもしれません。
リートという投資信託は、不動産投資です。
私たちは世界的な投資物件の中で生活しています。
日本という、コロナで外国人が来なくなって消費経済が沈滞気味、でも治安がイイ土地の上で。
値上がりの理由
日本の土地、地価が安いから、金利が低いから、投資先としてはいい選択。
世界的な視野から、土地を見ていくと、値上がりの理由が見えてきます。
値上がりの理由を調べると、欲しがっている人の理由が見えてきます。
商売の基本は、やっぱり買いたい人のなぜ欲しいのか、その理由を聞くことなんですね。
聞いてみれば、なるほどわかる。
次は、その理由を、自分の商売でどう活用するか?ですね。
―ノグチ
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