「今週の一言(いちげん)」第315話なぜ、褒めてくれないの?
Fromノグチ
「なんでちゃんと入力しているのに、褒めないんですか!」
一年前、丁度確定申告の時期でした。税務調査の担当官に社長さんが言い寄りました。
社長さんは、自分でも会計ソフトを入力しています。
会社が大きくなって、売上や仕入・給与の処理も大変なのに、一生懸命入力しています。
それでも現金出納簿は奥さんに頼めるようになっていました。
子育てで忙しい奥さんに、正確に現金出納簿のつけ方を教えて
その上、会計ソフトにデータを入れる作業まで教える。
金庫の現金残の管理や領収書の扱いまで、丁寧に教えていました。
その会社に税務調査が入りました。
調査対象は、前期の決算まで。
税理士さんに言われた通り、領収書をファイルに貼って揃えました。
なぜ、今の数字を見たがるのか
調査官がやってきて、一通りの挨拶が終わった後
「早速ですが、今の数字、今期の試算表を見せてもらえますか?」
「税務調査は、決算までのことですよね。」
「そうですけれど、どういう経理状態なのか今の数字で教えてもらおうと思って」
「今期の分はまだ(会計ソフトには)入れてませんよ。
現金残は女房が出納帳につけていますし、金庫の現金も数えていますけど、、、」
「そうですか~、じゃ~、売掛金の入金消込はどうやっているのか教えてください~」
…ネチネチと調査官の質問は続きます…
「なんでちゃんと入力しているのに、褒めないんですか!」
正しさを保証するのは、今
リアルタイムな数字にすれば、褒められますよ、社長さん。
決算でずれる数字は、未収や前受、それに棚卸です。
だって、決算時点では、収入も支出も確定していないから、未収・前受になります。
売り切っていれば、棚卸は¥0ですが、売れてないからこちらも金額が決まらない。
決算後に、未収金の入金や前受金が売上になっていれば、ハッキリするのに
リアルタイムな今の数字がないから、ハッキリすっきりできずにいます。
だから、「褒められないん」です。
褒められるリアルタイムな数字にするって、実は簡単です。
今時のクラウド会計ソフトにするだけ。
毎日預金の入出金が会計ソフトと同期します。
―ノグチ
P.S.
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