「今週の一言(いちげん)」第224話なぜ、最新機種を求めのか、その理由
Fromノグチ
西新宿の家電量販店コンデジ売り場で立ちすくんでしまった話。
昨日、デジカメ売り場から、知り合いのカメラ技能卓越者に電話しました。
「コンデジですか?」
「そんな凄いの、要りますか?」
「面倒ですよ。」
立て続けに、ダメだし三連発を食らって、へこみます。
「きっと、被写体しか見えていないですね、ノグチさん。
iPhoneでしたっけ、ノグチさんのスマホ。
カメラ機能いいモノね~。
周りの情報も全部綺麗に拾っちゃうんですよ」
SNSは、写真のセンスが命
ノグチは写真のセンスがない。
家族旅行で、写真を撮るときに、私の目には家族しか見ていない。
家族の後に人が歩いているのに、目に入っていない。
イベント会場で写真を撮る時に、
私は、会場の大きさに目を奪われている。
会場を歩いている人達は、目の前を通り過ぎても風景の一部、気がつかない。
人の存在に気づくのは、
SNSにアップするときだ。
承諾を得ていない人が写っている写真を、SNSには、こりゃまずい…。
自分の顔なら勝手にアップできる。
(でも、自分の顔は、見たくないから結果アップしない。)
しかし、他人様はそうはいかない、承諾が必要だ。
アップしたい時には、彼らに承諾してもらえる時間も機会もない。
彼らはカメラの中では静止しているけれど、すでにどこかに行ってしまった。
他人が写り込まれなければ、問題ないはずだ。
私や家族を見分ける、顔認識機能搭載の最新デジカメ。
最新機種さえ購入すれば、全て解決!になるのではないか。
ダメだしをいただきつつ、再度聞いてみる。
(SNSにアップするときに、最新デジカメだったら、顔認証してくれるらしいです。)
そもそもなぜ、載せたいの?
「ノグチさんのカメラの使い方は、SNSに載せることでしょう?
カメラの最新機能で家族写真撮って、それをSNSに載せますか?
ノグチさんのSNSは、気になる場所やイベントに気づくことが大事ですよ。」
「確かに被写体の周りが少しぼけていれば、承諾を取る事はなくなりますし
雰囲気もよくなります。」
「ぼやかすこと出来ますよ、そういうソフトあるんです。
送っときますよ。」
「それより、まず、自撮り。これが基本です。デジカメより自撮り棒だな」
「ノグチさんなら、スマホでいいですよ。
とにかくたくさんアップする方が大事でしょう。
それなら、スマホで充分です。」
(は~、ありがとうございます。)
あ~、やっちゃったーー!
SNSにアップできない理由を、カメラのせいにしちゃってる。
最新機種デジカメを買えば、全てよくなる、、、わけないよね。
SNSのアクセスは、カメラを替えても、行動を替えなきゃ増えないからね。
―ノグチ
P.S.
思いはあるのですが、成果が出てこないノグチの写真。。。
写真を撮りたい!と思った瞬間、綺麗!とかカワイイ!とか凄い!とか
真剣に思っているのです。
ところが、撮れた写真を見ると、「邪魔者がいっぱい写っている」だけ
思いは見あたらない。
ですので、コラムの写真は“Shutterstock”を愛用しております。