「今週の一言(いちげん)」第284話親の小言「昔はよかった」にモンモン
6月8日afterコロナwebセミナーに参加されてた方から、モンモンするお話を聞きました。
「持続化給付金の話は、友達からも聞いていたんですよ。経済産業省のホームページに行ってね、そこで登録すれはいいのよって。保険のセールスをしている人でね、その彼女が、やってみたらなかなかハードルが高いわ!って言ったの。」
そういいながら、彼女は、自身の頭をポンポンとたたきました。
「売上が下がっているのは、わかっていましたよ。いえ、数字は、毎週毎週見ています。現実は見なきゃ。
でも、なんていうか『フワッと』見ているんですよね。」
フワッとしか見たくない数字
数字は、見ている。
チームのメンバーの(売上)数字は、一覧になっているので、昨対比がいくらかも見えている。
全体に下がり気味で、どうにかしなけりゃと思いつつ見ている。
その数字を、母親がのぞき込む。
彼女は、母親からお客様を引き継いで今の販売網を守っている。
が、じり貧だ。
まさか、昨対比50%以下だと思いたくない。
きっと自分は、対象者ではない、そう思って数字を見ていた。
それなりに売っているし、日々チームメンバーにもはっぱをかけている。
「あら、ひどいのね。
私たちの時代は、良かった、毎月毎月昨対比アップだったもの。」
また、昔はよかったか~~モンモン~~
そうですね。おっしゃるとおり、私はできない娘、できない販売店所長、、
でも口にはできない。
怒らせないように、顔色を伺ってしまう。
自分の心を鎮めたい、母親と喧嘩したくない。
だから、数字は『フワッと』見てしまう。
数字は「ハードルが高い」その言葉だけが、しっかり頭に入っていった。
「昔」と比較しては、いけない数字
数字を見るときには、大切なルールがあります。
例えば、チラシを配布する前の来店者数と客数あたりの販売個数・客単価と
チラシ配布後の店者数と客数あたりの販売個数・客単価
販売のために良かれと企画して行った行動が、
どういう効果をもたらしたか?
それを確認できるのが数字です。
決して「昔はよかった」母親の時代の記憶の数字と比較してはいけません。
モンモンとさせても、売上は上がらない。
そんなことは、あなたもよくわかっているはずです。
見すべき数字は、このコロナ禍の中で、採った対策とその結果で生まれた数字
人の心に効果があるのは、できなかった数字よりできた数字。
ウーバーだって、ドライブ事業を推進するよりウーバーイーツを推進するでしょう?
モンモンするより、小さなイノベーションの数を数えましょ。
あなたの毎日の成功を数える事が、あなたの事業を成功に導きます。
―ノグチ
P.S.
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