「今週の一言(いちげん)」第349話お金の問題、解決策!
From 一昨日の話です。とある銀行の行員さんから電話がかかってきました。相談にのってほしいというのです。
「すいません、ちょっと相談があって、でも断ってもらってもいいのですけど。」
電話の着信は、夕刻というか18時過ぎだから銀行の営業時間ではありません。
でも先週末から、決まって同じような時間に着信が数日続いています。
着信表示は、とある銀行のとある支店名の電話番号です。
そんなこと言うなら 端から電話なんぞするなよ、とも思うのですが。
(何ですかね~、普段お世話になっているし~)
思ってもいないお世辞。
「いえ、先生にお客様を紹介したいと思って。」
お金の相談
あのね~、子供じゃあるまいし、そんな言葉 信じられるわけないじゃん⁉
かかってくる時間、私の事務所から遠い支店名、最初っから断っても~の言葉。
そりゃ、お客様を紹介する案件には一つもなっていないわ。
「ご高齢の方です。」
このフレーズ、本当に困る。
都合80歳以上は、後継者がついていないとお断りしたい。
「その方、一人暮らしで、私の担当ではなくて、同じ課の○○が担当なんですけれど。」
は~? 私、御銀行様御支店の○○さんは、存じ上げませんが~
「でももう困ってしまって、相談する人がいません。それで」
解決策
「ご相談」といっても3種類あります。
1.お金の問題を解決したいと、問題点がわかって相談する滅多にいない少数派
2.自慢話をしたいのに、「ご相談」という言葉を使うソコソコ裕福派
3.なんとなく不安で話を聞いてみたいとは思うものの、話し相手がいない多数(無料)相談派
今回は3番目の事例のようです。
こんな時は、「会話力の訓練」をさせていただくと感謝してお受けすることにしております。
お金の問題は、知らない町で初めてのお店に入って、急に商品を勧められたようなもの。
不安に感じるのは、人として当たり前のことです。
そこで、不安に思っている点を整理し、もう一度言葉にして聞いてもらいます。
(この点が、悩んでいるポイントですか?)
具体的な問題としてハッキリさせることが何より大事です。
ハッキリすれば、解決策は必ず出てきます。
大丈夫、あなたのできることしか「解決策」は出てきません。
あなたの口から出た言葉は、自分ができるとあなたの脳がジャッジした「解決策」です。
―ノグチ
P.S.
「何を大切にされているのか、何が目的なのか、普段そんな面倒なこと考えてもいません。」とおっしゃる方々がいらっしゃいます。残念ながら、そうお答えの方は経営者には、向きません。
あなたの命と命の次に大事なお金、夢をかけてのご商売です。
大切なもの、守りたいものをハッキリさせてください。ハッキリさせることから、解決策は出てきます。
お問い合わせは→ https://www.n-keiei.co.jp/inquiry