「今週の一言(いちげん)」第274話売上をUPさせる社長が、決して「忘れない」こと
先週末、S社長さんからコロナウイルス感染症対策借入のメールをいただきました。
S社長さんは、「これから伸びる分野はインバウンドだ!」と宣言して
営業先をインバウンド関連会社に決めて営業をかけてきました。
昨年末には、徐々にインバウンド関連の売上が伸びていると連絡がありました。
3月末、経済産業省の告知がでた時、S社長に声をかけました。
インバウンドに力を入れていたので、影響は少なくないのでは、と心配になったからです。
売上を集計し国民生活金融公庫の借り入れ条件に当てはなるのかどうか計算して、と連絡しました。
すると早速にエクセルの表がメールで飛んできました。
スピード感のある反応にヤッパこうじゃなきゃ!と嬉しくなりました。
早速、借り入れのポイントを書き送付しました。
けれど、一つだけ気になる事がありました。。。
//「ありがとうございます。早速申請書を作成してみます!!」
また、エクセルの加筆ありがとうございます!!ところで加筆された取引先の件数は何を表していますか?」//
ノグチは、S社長が送ってくれたExcle Fileに、取引先件数の欄を加筆しました。
取引先件数は、顧客の心理を紐解く大事な指標です。
売上を上げる具体策
売上は、取引先の件数と、一件当たりの単価それ受注件数をかけた金額です。
式にすると、こんな具合
売上=取引先数✖️1件あたり単価✖️ 受注件数
ただ売り上げが無い!売上が落ちた!と大騒ぎしてもダメなんだね。
ちゃんと、分解してみてみないと、、
たとえば、、、
取引先件数 = ×
一件あたりの単価 = ◎
受注件数 = △
だとしたら、どうだろう
取引先が「0」なら、1000万円のとてもいい製品だとしても、売上は「0」
売上はかけ算だからね。
社長の仕事は、取引先を増やすこと
どんな取引先数をどう増やそうか?
それが、社長の仕事。
社長がいつも一番先に考えるべき事は、取引先件数の増大です。
お金がないと、社長が本当に考えるべき取引先獲得作戦に身が入らない。
だから、きっちりと資金を借りるべきなのです。
世の中のニュースは、「いい製品だから成功した」って話ばかり。でもニュースと現実は違うからね。
取引先数増加が、社長の一番の仕事です。
―ノグチ
P.S.
星野リゾート星野社長が、テレビに出演し、今は毎日予約表の数字を見ている、と話していました。コロナウイルス感染症で大打撃を受けた観光業。以前は、1ヶ月に一回数字を見ていたが、今は毎日だと。
「今は数字を毎日見て分析している。分析して仮説を立てて、検証している。そうしたら客足が伸びてきた施設が出てきた。」と言うのです。「今は、お客様が「楽しさ」よりも「安心」を選択したんだ、そう感じています。」と話されました。今取引先が何を求めているのか、今お客様が何を求めているのか、それは数字を知るところから始まるんだ、と改めて確信しました。