「今週の一言(いちげん)」第183話「恵方巻き」は、もったいないを増長してる?
From ノグチ
小売店POSレジ運営会議から
業者から電話合戦なんですよ、「恵方巻」。
食材を買え買え!っとは言わないんだけど、こんなのが流行ってる、これが売れ筋だと言われるとね…。
仕入担当部長は、嬉しいような困ったような顔です。
売れ筋商品を作りたい。
かといってその日だけの商品は、売り切れるかどうか心配です。
売れ残ったら困る。
1つ目は、廃棄処分に費用がかかる。
2つ目は、利益率が大きくさがる。
生鮮商品の売れ残りは深刻です。
廃棄するにお金がかかって、なおかつ利益を押し下げる。
でも、それ以上に悔しいのは、自分の販売計画があたらない悔しさ。
機会損失ってなんだ?
テレビでも食材の廃棄が増えていると報道がありました。
コンビニでは、仕入れしないことが機会損失だから罰則金が発生するのだとか。
当店は、自前で製造販売するけれど、機会損失は同じ事。
社長は、機会損失は避けたいよね、とはなします。
経営者サイドから見れば、売れ残りの損失は原価部分のみ
売上そのものがなくなる機会損失の方が、よっぽど大きな損失だ。
社長は強気の営業です。
社長の言葉を聞いて、仕入部長、どうしても作対比110%の強気仕入に。
もったいないは、捨てるから、ですよね。
売れないものを作ってしまうと当然そうなります。
作対比110%と言っても、ウチは昨年品物を抑えたから今年増やさないと。
誰に声をかける?
予測には、昨年の実数が大事です。
今年は、年明けから昨年購入された方に声をかけています。
声かけリストつくりです。
この人は、紹介してくれたんだよね。
この人は、つい最近来てこのところ売上多いから、予約声かけてね。
少人数の家庭や、独り身のお客様には、声かけてね。
地味な活動ですが、お客様への声かけが、小さな企業では一番大事です。
お客様をそのまま会員顧客にする仕組みが、データを提供してくれます。
数字を知って、仕入部長が、考える、社長に相談する、から売上に繋がる。
「もったいない」は、ロスを出さないこと。
予測を大はずれにするのは、数字を見てないからかもしれませんよ。
―ノグチ
PS.
経理の仕事は3つのステップです。ミス・ロスを防いで、資産を増やす。
資産って、それはお客様を超お得意様にする事です。
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